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やっても良いと思うオルタナティブ投資

先日貸付型クラウドファンディングに触れましたが、私は、下記のオルタナバンクというオルタナティブ投資のためのプラットフォームを使って今年少しオルタナティブ投資を始めました。

 

www.alternabank.jp

 

私自身が直接投資しているのは、匿名組合と言って、日本の組合型のファンド(単なる投資ヴィークル、つまり投資するための箱ですね)なのですが、私の投資資金はこの匿名組合・運営者を通じて資金需要者(この資金需要者がオルタナティブ投資をするための資金を私達投資家が提供しているというイメージです)へ流れ、更にそれがAltive FundというAltive Limited(HKのプライベートファンド運用者)が運用するファンドを通じて最終の投資対象であるファンドに流れます。

 

かなり複雑な構造ですよね...。

 

投資家の目標利回りは6.5%なので、それより高い金利でこの資金需要者はお金を借りている、ということになります。そんな高金利でもお金を借りたい人って...と思いますよね。

 

この資金需要者には一定の信用リスクがあるため、貸付金利が高くなっていると言えます。

 

Altive Fundは、プライベートファンドであるため、投資している商品は、Pre-IPO、Private Equity、Private Credit、Preivate REITといったプライベート商品(非上場の商品)です。これらの商品は中長期で比較的安定した高いリターンをあげるようなものになっています。もちろんその分リスクはあります。

 

ただ、当然投資する商品がそれなりのリターンを上げられると見込んでいるからこそ、資金需要者もそれなりの金利でお金を借りる訳です。ちなみに最終の投資対象であるファンドの過去のリターンは、21%と商品概要には記載されています。

 

これだけ読むと、ちょっと怪しい商品!と思うかもしれません。

 

ただ、Altive Limitedという会社は香港でそれなりに有名なオルタナティブファンドの運用者であります。

 

また、仮に最終投資対象であるファンドのリターンがマイナスになり、資金需要者が損失を出した場合でも、その資金需要者の自己資金で元利金の返済がなされること、および万一資金需要者の自己資金から元利金の返済がなされなかった場合、運営者(つまり、オルタナバンクの運営者であるSAMURAI証券)の自己資金もしくは金融機関からの借換資金で投資家には返済するというようなスキームになっています。

 

結局、万一ファンドがリターンを上げられなかった場合には、SAMURAI証券の信用力次第で投資家にお金が戻ってくるか否かが決まる、ということですね。

 

こちらのSAMURAI証券株式会社ですが、2002年に設立され、2007年に金融商品取引業者に登録されています。第一種と第二種の免許を持っています。また、オルタナバンクが提供する商品でデフォルトが生じたことはありません。

 

こうした状況を考慮すると、一定の信頼を置ける企業であることが分かります。

 

貸付型クラウドファンディングは、小口から投資できますし、一定のリターンが期待できます。その理由は、上記のような比較的ハイリスク・ハイリターンのオルタナティブファンドに最終的に投資しているからです。

 

貸付型クラウドファンディングに投資を決める前には、かならず商品のしくみや、万一資金需要者がデフォルトした場合の対応などについて理解することをおすすめします。

 

↓のような書籍も出ていますね。もし商品ページ等を見てもわかり辛い場合は、こういった書籍を読んでみるのが良いと思います。

 

また、オルタナティブ投資の割合は、自分のポートフォリオの10%以下におさめるのが良いかと思います。ハイリターンではありますが、当然ハイリスクですので...