20代のころは健康にまったく気を遣っていませんでした...
監査法人時代は残業続きでランチはパスタや中華など脂っこいものや麺類を中心に食べ、夜は深夜にコンビニで買ったお弁当などで済ませる、という最悪な食生活...
運動もほとんどする時間がありませんでした。
今思うと本当に無謀です。
30代に入る直前で海外赴任が決まり、アメリカへと引っ越しました。
外食して食べられるものがほとんど美味しくないのと(手軽に買えるもの、という点で)、値段も高いので、自炊が増えました。日本にいた頃よりも、添加物が入った食事はあまり採らなくなりましたが、一方で、外食時は日本よりこってりしたものを食べることが増えました。
例えば、肉、チーズ、その他オイルをふんだんに使った料理など。
しかも、日本にいる頃よりお酒を飲む機会が増えました。
Happy Hourと言って毎週金曜日には職場の人達と飲みに行ったり、休日はホームーパーティーやBBQに呼ばれたり、でいわゆる「アメリカン」な食べ物を口にすることが多かったです。
そしてアメリカでもやっぱり残業はありましたので、残業中のポテトチップス、ナッツ、ピザなど、挙げたらキリがないくらい身体に悪いものを食べていました...
自分では自炊でオーガニックの食材を使ったり、野菜をしっかり採っているから大丈夫!と過信していました。
気付けば、肉中心の食生活...
運動する時間は20代に比べると格段に増えましたが、それでも食生活が身体に与える影響は甚大ですよね。
日本に帰国したのが30代半ばですが、気づけばアメリカンな食べ物が大好きに。
ワイン、チーズ、揚げ物、肉....
野菜は採っていたものの、気づかないうちにアメリカンな食事を日本でも取り入れていました。
仕事のストレスも食生活に悪影響を与えていました。甘いものも脳が欲するままに食べる。。。今考えると恐ろしいです。
自分は永遠に若い!と無意識のうちに思い込み、30代でも20代と同じ感覚で食べたり飲んだりしていたのです。
これらは、今振り返ると分かったことで、当時は自分の食生活に問題があったなど、1ミリも考えたことありませんでした。
そう、40代に入る直前で大腸の病気にかかって初めて自分の食事管理やストレス管理が甘かったのかを知ることになったのです。
おそらく、偏食でも暴食でも健康を維持できる方はいらっしゃると思います。それは遺伝だったり、体質だったり、色んなことが影響していると思います。私の場合は、体質的に身体が強くなかったことに早く気が付くべきでした。
第一の理由は親族に自己免疫疾患を患っている人がいたこと。実は自己免疫疾患は遺伝する、と言われています。
そこに早くに気づいて自分も似たような病気にかかる可能性があることをもっと意識して生きるべきでした。実際に病気になって初めてこれまでの食生活やストレス管理を振り返り、反省するとともに、自分はもう若くないということに気づかされたのでした。
身体は個人差があるので一概には言えませんが、一番大事なのは、自分の身体の状態をよく知ることです。たとえば、あれ?生理が不順だな、と思ったら身体のサインを見過ごさないでくださいね。あるいは、ある食べ物を食べるとなんか身体の調子が悪いな~とか、お腹がゴロゴロするな~と思ったら、それは身体が出している一つのサインの可能性があります。
小さな心や体の変化を見過ごさず、少しずつで良いので改善できることから着手する、あるいは身体の変化についてより深く理解するよう努力する(情報収集するなど)ことが大事です。
腸脳相関という言葉、聞いたことありますか?腸内環境が実は脳に影響を与える、ということが最近の研究で分かってきています。腸内細菌のバランスが崩れると、メンタル的にもやられてしまう可能性がある、ということですね。
ですから、食べること、というのは基本中の基本。
腸についてもう少し詳しく知りたい方はぜひ↓の本をおすすめします。